| 小豆(あずき) | ![]() |
| 名称(マメ科ササゲ属・またはアズキ亜属) |
| 小豆・赤小豆・紅豆 (和) Small red bean、Aduki(英) |
餡子・お赤飯でお馴染みの小豆。
中国原産。でも、定かではありません。
アズキと一般的に呼ばれていますが、大豆(ダイズ)と比べてアズキ(ショウズ)と呼ぶこともあります。
名前の由来は、「ア」が昔から赤い色を指しており、「ツキ」「ヅキ」が溶けるという意味があったそう。
他のお豆より形が崩れやすい・・・ことから付いたという説があります。
登呂遺跡からも小豆は出土されており、
日本書紀や古事記にも登場している程、日本には古くからあるお豆です。
種類は、
赤小豆と白小豆があり、一般的なのは赤小豆。
白小豆はあまり出回っていません。風味が強く、甘みが多いです。
赤小豆は大きさの違いで大納言、(普通の)中納言、小納言に分けられています。
・大納言は高級和菓子
・中納言・少納言は、赤飯や小豆粥、餡子に一般的に使われてます。
(関東の赤飯ではささげが用いられることもあり。)
英語でも、「アズキ」という名称で呼ばれる程広まっています。
餡子を作る際は、水煮を買ってくるとラクチン。既に練り餡で売っているものもあります。
水煮は最初から甘く味がついてるのもあるから、用途や好みに合わせて!
小豆を選ぶポイントは、色・ツヤが良く粒がそろっていて大き目、皮が薄いもの。
虫がつきやすいので、風通しのよい冷暗所に置きましょう。
煮るときのポイントは、小豆は水を吸いづらいので、
他のお豆よりちょい水多め(お豆の4・5倍)で茹でましょう。
小豆は皮からでなく「目」の部分から水を吸います。乾燥の小豆は水に浸さずに茹でて戻します。
水から思いっきり沸騰させてあげると目が開きやすくなり、煮ムラが防げますよ。
お豆を戻す時に蒸してあげても目が開きやすくなります。
煮立ったら、一度お湯を捨てて茹でましょう。
また沸騰したら、びっくり水を差してあげしょう。そうすると、皮が切れたりシワが出来にくくなります。
餡子を作る時は、砂糖の他に塩をちょっとだけ入れるとより美味しくなります。
小豆は皮が破れやすいです。
赤飯を作る際に小豆ではなくささげを使う地方もありますが、
戦国時代に武将が「敗れる」のを嫌って、ささげで赤飯を作る様になったとか。
どっちのお赤飯も美味しいですけどね。
1月15日には、正月に疲れた胃を休める為に
「あずき粥」を頂きます。とてもほっとするお味ですよ。
お餅を入れるバージョンもあります。私はコッチがスタンダードなので、いつもお餅入り小豆粥。
一杯でお腹いっぱい!でも胃には優しいです。
冬至の日には、かぼちゃと小豆の「いとこ煮」を食べると、
一年風邪を引かないと云われています。おいしいですよ!冬至には、ゆず湯と『いとこ煮』できまり!
お彼岸には牡丹餅も食しますし、こういった季節の変わり目・行事毎に小豆を食すのは、
中国・韓国・日本の古来から、赤い色には魔よけの能力が宿っている、とされる信仰からも着ています。
そういえば昔の「キョンシー」の映画で、赤い文字でお札を書いていたり、赤米を撒いていた不確かな記憶も・・・
小豆を使ったお菓子といえば・・・大福、おはぎ(牡丹餅)、桜餅、きんつば、どら焼き、鹿の子・・・。まだまだあります。
おしるこ・ぜんざいは関東・関西で違うと先日知りました。赤味噌文化圏出身なので(味に関しては関西の色が濃い)、
関東のこしあんでろんでろんのしるこなんてびっくりしました。お餅でなく白玉を入れる場合もあります。
善哉と云えば、『夫婦善哉』でしょうか?法善寺横町のお店では、
一人前頼んでも二杯に分かれて出てくるんですって。う〜ん夫婦。
善哉の謂われの元は、
一休和尚(一休さん)が餅入り小豆汁を賞して『善き哉』と言ったからとか、
出雲の神在(じんざい)餅という、毎年十月に諸国の神々が出雲に集まる時、
赤小豆を煮て汁を多くし、餅を少し入れて祭事に供えたのが始まりとか。色々諸説あります。
なんにしても、昔から日本人に馴染みの深いお豆だということですね。